スーパーテニスを考察する中坊進二

許斐剛によるテニスの漫画ですが、
内容はほとんどファンタジーです。
特殊能力があるのが当たり前で、
読者のツッコミが間に合わない程だと中坊進二は思います。
ちなみに一番好きな話は「ネット炎上」の回です。
テニスコートには両者を隔てるネットがありますが、
あれがテニスボールの摩擦熱で燃えてしまったのです。
最早なんでもアリすぎて、今更なにがあろうと、
新テニスの王子様がネットで炎上することはないでしょう。

スーパーテニスを見ていると、
現実のテニスのルールが分からなくなると中坊進二は思います。
選手の名前は流石に憶えていませんが、
ラケットを二つ使ってプレイする方が居ました。
誰もが「そんなのアリかよ」と言いましたが、
乾が「ルールブックにラケットを二つ使ってはいけない」と書かれていないので、
普通に認められました。
多分、現実でそんなことをしたら、確実に怒られるでしょう。
というか普通にダメと書いてあります。

ちなみに、中坊進二がかつてしていた剣道は二刀流がありましたが、
その際も使用する竹刀は明確に規定されていました。
他にも意外と知られていませんが、手塚部長の零式サーブは、
実はルール違反です。
サーブの際、必ず相手陣地でボールを跳ねさせる必要があるのです。
地球の物理法則的に、跳ねないのはありえないことなのですが、
ルールブックにてこういったことは禁止だと明記されているのです。

ファンタジー系の能力でしたら、火を出したり、光ったり、瞬間移動したり、
異空間に閉じ込めたり、時間を停めたり、そうしたことをしますよね。
ちなみにそれらは全部しました。
そして最もありえないのが、洗脳系だと中坊進二は思います。
幸村の「相手の五感を奪う」もなかなかのものでしたが、
中坊進二が一番衝撃だったのは「交渉して相手を裏切らせる」というものです。
最早、超能力でも何でもなく、完全に八百長の不正です。
3対1で戦うブン太が可哀想でしたが、
恐ろしいことにその交渉人はブン太すら「交渉」で裏切らせて、
自分のチームメイトを怪我させるのが目的でした。
許斐剛先生のストーリー展開は実に楽しいです。

映画はさらによく分からない描写をしていると中坊進二は思います。
火柱を起こし、津波を起こし、隕石を降らせて、
最早完全に「テニスしてない」と中坊進二は感じました。
武空術くらいできないと、あの世界ではもうテニスは出来ないかもしれません。
一巻でツイストサーブをしていた頃が懐かしいと、中坊進二は想いを馳せています。
もっとも、あのツイストサーブの軌道もありえないレベルなんですけどね。

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