ペンギンは空を飛べません。
分類的には鳥類ですが、二足歩行し、海に潜って魚を捕らえます。
骨格や内臓器官が鳥類なのでペンギンは鳥に分類されていますが、
イルカやサンショウウオのようなイレギュラーな存在だと中坊進二は思っています。
分類学は所詮人間が定義したものなので、イレギュラーが何体も居ても、
特に不思議ではないのです。
しかし、ペンギンが空を飛んでいたら、それはかなりのイレギュラーです。
鳥人間コンテストで人が空を滑空するのとは違って、
ペンギンは竜巻にでも巻き込まれない限りは空を飛べません。
そうした先入観があるからこそ、
空を飛ぶペンギンはかなりの見世物になるのだと中坊進二は感じています。
実際にはペンギンは空を飛べませんが、
空を飛んでいるように見せることは可能だと中坊進二は考えます。
それは人間をペンギンが住む水中より下にもっていくという方法です。
逆に言えば、ペンギンが入った水槽を上に展示するというものになります。
池袋のサンシャイン水族館はこのたびリニューアルし、
ペンギンを見上げるように観賞できると評判になっています。
空中に設置した水槽は「天空のペンギン」と呼称されており、
まるで「ペンギンが空を飛んでいる」を感じ取れることでしょう。
中坊進二も是非、見に行きたいと考えています。
なお、生物の保護のため、夜間の時間のペンギン展示は休止されます。
サンシャイン水族館は20時まで営業していますが、
ペンギンさんは早めに休みますよ。
ペンギンは空を飛びません。
ただし、トビウオのように海面を跳ねることはあります。
そもそも、海中から陸地へ移動する際も、いきおいを付けて飛び出します。
そうした水中での助走がアリでしたら、
ペンギンは数メートル程度跳ぶことが可能です。
もっとも、それくらいの跳躍は人間にも可能と言えます。
走り幅跳びだって、5mくらい飛べますよね。
もう全く覚えていませんが、中坊進二だってこれくらい跳べた筈です。
人間に比べたらペンギンは軽いです。
コウテイペンギンは23kgもありますが、コガタペンギンは1~1.5kg程度です。
そしてこれくらい軽ければ、
ヘリウム入りの風船で受ける可能性があると中坊進二は考えます。
中坊進二が大分昔に観たテレビ企画で、
「人間が風船何個で浮けるか?」というのがやっていて、
確か150個くらいで浮いていたような記憶があります。
コガタペンギンでしたら、風船4~5個くらいで受けるのではないでしょうか。
ペンギンが空を飛ぶのは、決して不可能ではないと中坊進二は考えます。
着地を気にしなくていいのなら、ペットボトルロケットという案もあります。